今年も始まりました!
トップバッターは3D課2回生のみーやです!
僕は最近弱酸性ミリオンアーサーを見て時間を無駄にすることにハマっています。
ほっけ!のどぐろ!マグロ!うに!(がり)
いか、たこ、ぶり、さば、カレイ!たら!
そんな僕が今回紹介するのは、みんな大好き音割れポッターの作り方です。
音割れポッターとは?
音割れポッターとは、シンメトリーかつ耳レイプである。
音割れポッター - ニコニコ大百科
百聞は一見に如かず、とりあえずこちらの動画を御覧ください。
音割れポッターBB
簡単に言えば、ハリー・ポッターシリーズ第4作目の「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」でのヴォルデモートとの対決のシーンをシンメトリーにした画像とハリー・ポッターシリーズ第1作目の「ハリー・ポッターと賢者の石」で使用されている「ヘドウィグのテーマ」の音を割った音声を合わせたものです。
音割れとは?
では、この音割れとは何なのでしょうか。
簡単のために、今回は正弦波で考えたいと思います。
図1のような正弦波を入力として与えます。
与えた正弦波の振幅を増幅させると図2のようになります。このままでは、音量がめちゃめちゃ上がって、死ぬほどうるさいだけです。耳が潰れます。ちなみに、人間は130dBを超えると鼓膜が破れるらしいです。
ですが、音を出力するスピーカーには出せる音量の限界があります。その限界値を超えた音は出力できないので図3のように上下がクリッピングされます。この状態が音が割れているというわけなのです。
この現象を電子回路で再現したものがギターなどに使う歪み(ひずみ)系エフェクターなのです。
エフェクターでは、この波形のクリッピングをダイオードで行うことが多いです。
音割れポッターを作る!
音割れの仕組みが分かったところで、それでは実際に作っていきましょう!
1. ヘドウィグのテーマを打ち込む!
まずは音割れしてない音源を用意します。
適当なDAWを開いて打ち込んでいきましょう。
メロディとベースを別のトラックに打ち込みます。
耳コピができない!という人はYoutubeで楽譜を探してそのとおりに打ち込みましょう。
注意するポイントが2つあります。
1つ目は、この曲は3/4拍子なのでちゃんと設定を変えましょう。
2つ目は、検索した楽譜の見方です。3/4拍子なので、1小節に4分音符が3つ入ります。
3拍子の曲を打ち込むことはあまりないと思うので、音符の長さと打ち込む音の長さに気をつけましょう!
ヘドウィグのテーマ冒頭は、鉄琴のような音なのでいい感じのVSTをいれるとそれっぽくなります。
私は「VibroMaster」というVSTをDLして使いました。
2. 音を割る!
本来、音割れは起こしてはいけない現象です。
DTMで曲を作っていると、ギターやピアノ、ベースやドラム、シンセサイザーなどたくさんのトラックが同時に再生されますよね。
同時に再生されると、それぞれのトラックの音量が加算されていくため出力される音が大きくなりすぎて音割れが起きることがあります。
再生したときに音の大きさを示すバーが赤くなっていると、音量が大きすぎて音割れが起きていることを示しています。
そのトラックの音量を下げることや、マスターの音量をはじめから数dB下げてから作り始めることで、音割れを防ぐことができます!
それでは、さっそく音を割っていきましょう!!!
マスタートラックに適当なギター用の歪みエフェクターを刺します。
今回はメロディとベースのトラック2つに同じ設定のエフェクターをつなげるのが面倒だったのでマスタートラックに刺しましたが、それぞれのトラックに刺してももちろん大丈夫です。
ディストーションやオーバードライブ、ファズなんかのVSTを探してDLするといいですね
今回は、有名なディストーションであるRATを模したVSTのTSE R47というVSTをDLして使いました。同じサイトで配布されているTSE 808もいいのでDLしておきましょう!
ここからは、音量に注意しながら作業を進めてください。特にイヤホンをつけながらの作業は特に気をつけてください。鼓膜がやばいことになります(なった)
さあ!刺したエフェクターのDRIVEとかGAINとかのつまみを上るのです!!!
どんどん音が割れていきます!最高ですね!!!!!
今回使用したエフェクターを普通のピアノ音源やギター音源に刺して使うと、いい感じの音が出せます!!
最後に僕が作った音割れポッターを聞いてください!!!!!
今日の金曜ロードショーはが19:56分からファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅なのでヘドウィグのテーマ作りました。 pic.twitter.com/4sL2LZER7G
— みーや (@musicangora) 2018年11月30日
おわりに
エフェクターは用法用量を守って正しく使いましょうね!
現在(2018/12/1)公開中の「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」も見に行きましょう!!!
明日の担当は、ユキホ です。
お楽しみに!