立命館大学情報理工学部プロジェクト団体 ゲーム&CG部門 RiG++

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いろいろあって12/4ですがアドカレ初日です。

昨年に引き続いてトップバッターはデザイン課(非公式)の3回生みーやです。


本当ならアドベントカレンダーが始まっているはずだった12月1日にBKCで学園祭がありました。RiG++では、制作したゲームの展示やDTM課のメンバーが制作した楽曲を収録したCDを無料配布しました。このCDはありがたいことに用意した40枚全てが配布完了しました!みなさんありがとうございました!


僕は学園祭で部員と一緒に作ったスマホゲームを展示しました。制作したゲーム「SPACE CLEANER」は、惑星に近づいてくる隕石をブラックホールで吸い込んでいくというゲームです。公式サイトはこちら。Android端末しか対応していませんがよかったら遊んでみてください!このゲーム、実は企画から1週間で完成させPlay ストアでリリースしたんです!



今回このアドカレでは、どんな感じでこのゲームを制作したのか紹介したいと思います。



1 神は天と地をつくられた。暗闇がある中、神は光をつくり、昼と夜ができた。

このゲームの始まりはある1回生と話したことでした。その子から「ゲームの企画を立ててみたいけど難しそうでハードルが高いです。ネットや本にあるチュートリアルのゲームを作る企画をたてるのは有りですか」という話を聞いて僕はひらめきました。


「そうだ、チュートリアルくらいのゲームシステムで面白いゲームを考えてみよう!」


ゲームのコーディング難易度の低いゲームを考えました。そこで思いついたのが、上から落ちてくるアイテムを拾うとポイントが加算されるゲームです。このゲームを土台にどうやったら面白さが増すかを考えていくつか企画書を書きました。

書いた企画書を自分で見比べてみて一番面白そうだと思ったものが「SPACE CLEANER」でした。

書いた企画書はこんな感じです。ところどころ雑ですが大目に見てください…。

ちなみにこの企画書のフォーマットも僕が作りました(隙自語)



2 神は空(天)をつくられた。

この企画は企画書を書いて終わるつもりでした。目的は1回生にゲームプロジェクトをたてるハードルは高くないことを知っもらうことだったからです。ところが、書いた企画書を見て興味を持ってくれる人が現れました。彼はコーディングを担当することを申し出てくれたのです。自分でもこの企画はなんだか面白そうだと感じていて、できることなら完成させたいと思っていたので喜んでその申し出を受けました。


それから、彼がコードを書くために急いで仕様書を書き上げました。どんなシーンが必要か、どんな素材が必要か、画面内に登場する各要素はどんな動きをするかなど、全て書き出しました。



3 神は大地を作り、海が生まれ、地に植物をはえさせられた。

コーディングを引き受けてくれた彼(以下、妹チル(2D課リーダー))が僕の書いた仕様書をもとにコードを書いてくれている間、僕はUIのデザインと画像素材の制作をはじめました。今回はUIデザインにAdobe XDを、素材制作にはBlender2.8とAffinity Designerを使用しました。

まずは紙にイメージを書き出していき、それをもとにBlenderやAffinity Designerで仮素材を作りXDで配置していきました。第一案は参考にしたKetchappっぽすぎるデザインになってしまったのでボツに。

ボツになった第1案


第二案で大体の方向性が定まり、その雰囲気に合わせて素材を作り直していきました。

採用された第2案(真ん中)



4 神は太陽と月と星をつくられた。

僕のUIデザインの作業が終わり、素材の作り直しをしていると妹チルからゲームが遊べる状態までできたと連絡がありました。実際に遊んでみると思っていたゲームがそこにありました。プレイしたときに思ったことをまとめて妹チルに伝え細かな調整をお願いしました。



5 神は魚と鳥をつくられた。

妹チルが調整してくれたゲームに僕が作った素材を適用させました。見た目が良くなると一気にゲームっぽさが増します。ここで、ブラックホールや背景、爆発にアニメーションやエフェクトが欲しくなり、急遽れおな(3D課リーダー)にお願いしてエフェクトを作ってもらうことに。



6 神は獣と家畜をつくり、神に似せた人をつくられた。

れおなが作ってくれたエフェクトもゲームに組み込み、スマートフォンの実機でテストプレイをしてみました。見た目もゲーム性もいい感じになっていたので、スコアの共有機能などを追加で実装してもらいました。

その間に僕はPlayストアでの公開申請に必要な情報を調べたり、このゲームのサイトの制作を進めていました。



7 神はお休みになった。

神は7日目にお休みになっていますが、僕らは制作を続けていました。最後の調整をしたり、Playストアで公開するためのビルドに潜む罠にハマったり、サークルの活動で発表するための資料を作ったり、それはもう大忙しでした。

そしてついにPlayストアに公開申請をし、活動でゲームを発表することができました!!

Playストアは申請から公開までに審査のための時間がかかるので、実際に公開されたのは申請から5日程度経ってからになりました。



最後に

これが僕が1週間でゲームアプリを作った軌跡です。

完成して思ったのが、

「やっぱりゲーム制作は楽しい!」

ということと

「1人では作れないものが人となら作れる」

ということです。このゲームを1週間で完成させるには僕一人では絶対に無理でした。一緒に作ってくれる仲間がいたからできたことだと思っています。一緒に作ってくれた2人には感謝しています。そしてゲーム制作は楽しいところがたくさんあることに改めて気付かされました。まず企画を立てるところ、次にゲームが動いて遊べる状態になったとき、そして完成したとき、誰かに遊んでもらったとき、遊んだ人から感想をもらったとき。

これでゲーム制作の楽しさに目覚めてしまい、最近は「なんか作りたい……」「ゲーム作りたい……」が口癖になっています。ちなみに、今またスマホゲームを制作しているので、完成したらぜひ遊んでみてください!!



ここまで読んでいただいてありがとうございました!

明日の担当は???です!お楽しみに!

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