ゲームBGMはいいぞ!
ゲームBGMはいいぞ(挨拶)
本日分のアドカレを担当します、23です。早くも3回目の登場になります。
遅刻してしまいました……!12/7分のアドカレです、許してヒヤシンス
さて、去年、今年とゲームを布教する方たちが多いようですので、今回は毛色を変えてゲームBGMを布教していこうと思います。
ゲームを構成する要素は、ゲームの根幹となるシステムや、キャラクター立ち絵やUIといった2D素材、3Dモデルなど色々ありますが、BGMや効果音も重要な要素の一つです。あるとないではゲームの賑やかさが盛り上がりがかなり異なりますし、使い方によっては衝撃を与えることができたり、カタルシスを感じさせたりできるすごいやつなんです。(まあ周知の事実かもですが)
例えば、今年ちょっと話題になっていたメタルギアライジングのアームストロング上院議員が走ってきてぶん殴ってくるミーム動画。あれの後ろで流れている曲は当のアームストロング上院議員との戦闘を盛り上げるBGMだったりします。上院議員のボス曲カッコよすぎだろ
そこで、今回は曲がカッコよかったもの、個人的にゲームととてもマッチしていると感じたもの、という観点でおすすめのゲームBGMたちを布教していこうと思います。
是非実際にプレイしたり、配信などで聞いてみて良さを感じていただけたら嬉しいです!
※かなり主観的な文章になるのでご容赦ください
ゲームBGMのいいところ
・気持ちが盛り上がる曲が多い上に作業BGMにぴったり!
ゲームBGMは戦闘用BGMやストーリーの山場で流れるBGMなど、だいたいプレイ中の気持ちを盛り上げたり、感情を掻き立てたりするのに使われるものなので、気分を上げていきたいときや少し落ち着いた気分になりたい時にぴったりです。
……と、ここまでは普通の音楽でも言えることですが、もう一つ、ゲームBGMは基本ゲームを遊んでいる後ろで流れているものなので、何かに集中する時に後ろで流すにはとても持ってこいな音楽だと個人的に思っています。つまり作業BGMにするには最強。
・ゲームの表現にピッタリ!
ここまでは単純な曲の良さの話ですが、ゲームBGMはものによってはそれに加えてキャラクターのテーマ曲になっていたり、あるシーンを効果的に盛り上げるために調整されて作られているなど、ゲームの表現や演出にとてもぴったりなものに仕上がっていたりします。なので曲単体で聞くのもいいのですが、是非一度は実際のゲームで使われているところをプレイして聞いてみてほしいと思っています…!
ゼノブレイド2
まずは王道にかっこいいBGM盛りだくさんのゼノブレイド2です。
人気のタイトルですし、スマブラにホムラ/ヒカリが参戦したことでアレンジも追加されたので、曲自体は聞いたことがある方もいるんじゃないでしょうか。
ゼノブレイド2は2017年にNintendo Switchで発売されたRPGで、7月にはシリーズ最新作のゼノブレイド3も発売されています。
とはいえ前作を知らなくても十分楽しめるゲームなので、気になった方は2から始めてみてもいいと思います。(私も2からプレイしています)
さて、そんなゼノブレイド2の曲はフィールド曲も戦闘曲もとても壮大で賑やかなものになっていて、熱い冒険もののストーリーにもピッタリでした。私は曲が流れるたびにハイテンションになりながらプレイしていました。
1曲おすすめするのであれば、Counterattackも好きですが、個人的に特に好きなのはフィールドで強敵モンスターに出会った時に流れる「さらに名を冠する者たち」です。
少し壮大で落ち着きめのフィールド曲から急にこの曲に切り替わる、という感じでゲーム内では使われていたので、イントロからうなるギターが「なんかやべえのがきたぞ!」という警告音に感じられたりします。しかしそのままこの曲を聴きながらバトルすると爽快でかっこいいBGMに気分が盛り上げられて、バトルについつい熱中してしまいます。
配信はされていないので、ハマった方はサウンドトラックのCDを買いましょう。これはとても良いCDです、まじで(私も買いました)
>>> サウンドトラック特設ページはここから <<<
東方Project
次におすすめするのは東方Projectです。ゲームBGMと言ったら個人的にこれはやっぱり外せません。
本当に多くの人が東方の曲を演奏していたり、アレンジを出していたり、もしくは動画のBGMに曲が使われていたりするので、これも曲自体は何となく聞き覚えがある、という方もいるのではないでしょうか。
東方Projectは、クリエイターのZUN氏がプログラム、絵、音楽など全てを一人で制作されている縦スクロール弾幕シューティングゲームのシリーズです。2002年に初めてWindows向けに「東方紅魔郷」が発売されてから今年で20周年になっており、今では日本でかなりの人気を誇る同人ゲームになっています。
また、「undertale」の制作者のTobyFox氏など、このゲームの曲に影響を受けたという方も多く、クリエイターも含め色んな人々を魅了し続けている作品群になっています。
さて、そんな東方ProjectのBGMの魅力はまず、どこかノスタルジーを感じさせる曲自体の雰囲気がとても良い事があげられると思います。楽器は普通にピアノやトランペットなのに、どこかで聞いたような日本的なメロディーや癖になる不快感を全く感じさせない綺麗な不協和音の使い方など、何度聞いても飽きない魅力が東方の曲にはあると思っています。
加えて、ゲームがBGMに完璧に合うように作られているため、まるで音ゲーを遊んでいるかのようなタイミングの一致が遊んでいて気持ちが良いです。例えば、曲のイントロが終わって一旦ブレイクがあり、間奏に入るポイントでそれまで暗かったゲーム画面が一気に晴れ、ステージ名が表示されたり、曲のテンポに合わせて弾幕の弾が発射される、など……。作者のZUN氏自ら「曲に合わせる感じで敵を最速で倒していくと、いちばん気持ちがいい状態で敵が出てくるようにしています」と言っているくらい、曲とゲームの嚙み合わせが丁寧に作り込まれていて舌を巻きます。
その上で、各ステージのボス曲がそのボスキャラのテーマソングになっているということも魅力の一つに入ると思います。
たとえば一番有名であろう「U.N.オーエンは彼女なのか?」という曲は、東方紅魔郷Extraステージ(クリア後の裏ボス的なステージのことです)のボスキャラであるフランドール・スカーレットのテーマ曲になっていて、フランの情緒不安定で狂気的なキャラクター性がうまく表現されている曲だといつも聞いていて思います。すごす銀貨
近年サブスク配信でも原曲を聞けるようになりましたので、気になった方は下のリンクから聴いてみてください!
ちなみに個人的に大好きな曲は「東方風神録」の「ネイティブフェイス」、「東方紅魔郷」の「魔法少女達の百年祭」、「上海紅茶館」、「ルナ・ダイアル」あたりです
>>> ここから聴けます(AppleMusic) <<<
>>> YoutubeMusic <<<
>>> Spotify <<<
Superliminal
最後は上2つと毛色を変えて、Superliminalというゲームのお洒落なゲームBGMをおすすめしようと思います。
SuperliminalはSteamやSwitch、PS4などで配信されているインディーゲームで、錯視を駆使してステージを進んでいくパズルゲームになっています。もう少し詳しく説明すると、このゲームでは「物体を目に近づけると、大きくなったように見える」「遠ざけると、小さくなったように見える」という視覚のちょっとした錯覚が、本当に大きくなったり小さくなったり、現実のものになります。「目で見たままの世界が現実になる」という、夢の中のような (まあ舞台は夢の中なんですが) 不思議な体験ができる、そんなゲームになっています。
そんなSuperliminalのBGMは、ホテルのようなお洒落空間になっているステージの雰囲気や、夢の中のようなリラックスした気分にぴったりと合わせたピアノジャズになっているのが特徴です。お洒落で静かな曲調のBGMたちは、パズルで混乱する脳みそをリラックスさせるものとなっていて、上2つのような盛り上げの効果こそ薄いですがゲームにばっちりと合ったものになっています。
ゲームを作るときにはこのあたりの、ゲームの特徴を考えてBGMを作る・選ぶのも大事だな……と少し考えさせられました。
サブスクなどでの配信の他、SteamでゲームのDLCの扱いで販売もされていますので、よければゲーム本体とともに購入してみてはいかがでしょうか…!
>>> ここから買えます(Steam) <<<