一回生のマアといいます。今回はRiG++のアドベントカレンダー、テーマはゲームに関することでよいということで、タイトル通り、2017年に発売予定の任天堂©の名ゲームシリーズ「ゼルダの伝説」最新作、「ゼルダの伝説 Breath of the Wild」に関する色々を過去のシリーズや現在公開されているトレーラー等の情報から考察していこうと思います。
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ゼルダの伝説最☆新☆作!楽しみですね~。今年はシリーズ第一作「ゼルダの伝説」発売から30年、自分の人生の幾倍か長い歴史があります。
自分のゼルダ歴は「風のタクト」から始まりまして、「トワイライトプリンセス」「時のオカリナ」「ムジュラの仮面」などの3Dゼルダシリーズは全て網羅しております。シリーズ作品をプレイしていけばいくほど深まっていく世界観に引き込まれて早十数年、今回は初めて新しいシリーズについて考察してみるなんてことにチャレンジしようと思います。
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というわけで今回のメインディッシュ(?) 「ゼルダの伝説 Breath of the Wild」について主な情報を紹介いたします。2017年に発売予定の今作は、WiiUに次ぐ任天堂の新ハード「Nintendo Switch」のローンチタイトルとしてE3などで繰り返し情報が発表されています。この作品は過去シリーズとは大きくそのシステムを変えて「オープンワールド・ゲーム」として開発されているという情報が出てきており、これまでの作品とは一線を画す新たなゼルダに期待する声とこれまでのゼルダシリーズから変わっていくことに対する不安の声が随所で聞かれています。ゼルダシリーズの一番の特徴はなんといっても「謎解き」と言われており、2Dの頃から、部屋をまたいだ大きな仕掛けを解き、手に入れたアイテムを駆使して敵を破りダンジョンを進んで行くというのがこのシリーズのお約束とされてきました。しかし今作ではそのお約束を破る、というまででなくとも、新たな「ゼルダの伝説」の形が見えてきます。以下は、この作品について、トレーラーや発表情報から今作のストーリーについての個人的な考察と、ストーリーに関して自分の期待することなどを書きなぐって行こうと思います。
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*注意*
この考察はあくまで個人的な見解であり、任天堂公式側としては「シリーズ各作品は基本的にパラレルであり、ストーリーに絶対的な繋がりは無い」というスタンスである事を踏まえて読んでください。しがない大学生の妄想ですので実際のゲーム内容を確定させるものではございません。あと今作以外のシリーズのネタバレもいっぱい出てくるのでそこの了承無しに読んで勝手に怒らないでください(;´・ω・)。
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よし(確認)
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今作のストーリー、時系列について上記の注意通り言いましたが、ゼルダの伝説シリーズでは、ゲームの中に過去作のストーリーを匂わせるような設定や、バックボーンとしての過去作のキャラクター(風のタクトにおける「時の勇者(=『時のオカリナ』におけるリンク)」など)の存在が語られることも多く、作品のストーリーに厚みを増す一要因となっています。最新作のストーリーがどの作品に続くのか、公開されている情報をもとに考察していこうと思います。
注意の通り、シリーズは基本的にパラレルであるので地形や国勢などのディテールは噛み合わないことも多いですが、公式でも各ストーリーの大まかな繋がりを、ファンブック「ハイラルヒストリア」に記しています。今作のストーリーがどのあたりにあるかを考察するべく、任天堂ホームページの公式トレーラーからいくつか抜き取っていきます。
ゼルダの伝説シリーズの一つのキーアイテム、退魔の剣「マスターソード」。遠目に見て朽ちているように見える。
今度はそのマスターソードを帯剣している姿、これに関するイベントの存在が予想される。
朽ち果てた地形、町?中心にあるオブジェが意味するところは。
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...ストーリーに関連の深そうなものをピックアップしました。これを基に今作のストーリーを想像していきます。
○時系列
まず初めに、今作を除いた主な過去作品の時系列を纏めた画像を示します。
二枚目は任天堂のゼルダの伝説公式Twitterのツイート(1枚目)に有志の方が他作品のものを「ハイラルヒストリア」やこれまでの考察に基づいて付与したものです。初代「ゼルダの伝説」がかなり下の方にあるのが特徴的ですね。この時系列をみて考えられる考察としては、今作が「風のタクト」以降のストーリーであることはほとんど考えられないということです。その根拠はトレーラー画像の1枚目に写っている聖剣「マスターソード」です。「風のタクト」ではこのマスターソードはシリーズを通してのラスボス、大魔王ガノンドロフを封印するために使われ、そのままハイラルとともに海の底に沈んでしまいました。また、「夢幻の砂時計」、「大地の汽笛」を通して生まれ語られるハイラルも以前までのハイラルとは全く違う大陸であることが描かれているので、この土地に関してマスターソードを交えたストーリーを展開することは実質不可能であると考えます。
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閑話休題、私が提唱する今作の時系列予想説は「スカイウォードソード~時のオカリナ」説です!この間であれば、設定的に、またシステム的にもそれらしいものになると思います。
ストーリーは次項で話すのでここではシステム的なところと設定の兼ね合いを考えてこの結論に至った根拠をお話します。今作は、オープンワールド・ゲームとしてのゼルダであることが繰り返し強く印象付けられており、トレーラーでもリンクが広いフィールドを走り回ったり、弓を使って狩りをしたりする様子が取り上げられています。このようなフィールドを用意できる状況を想像するに、ハイラルという国がまだ小さい、またはハイラルがそもそも存在しない時、と考えられます。トレーラー画像の3枚目(荒廃した広場?の画像)のような時のオカリナのフィールドを鑑みる(Nintendo 64のハード的制約は考えない)に、ハイラルの外というものに言及もされないことより、ハイラルのある大陸にはハイラル以外の国家が存在しないとも考えられます(ゴロン、ゾーラに関しては国というより一つの種族の自治にとどまっていると考えます)。
○ストーリー
時系列についての考察と合わせて考えてストーリーをいくつか予想してみます。今作はオープンワールド・ゲームであり、ストーリーは、他のオープンワールドのように、作品のメインになるものだけでなく、様々なサブストーリーやクエストを用意するということなので、個人的に期待したいものも含めていくつか挙げてみます。
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1.ハイラル統一戦争
これは有志の方が作った年表の中でずっと気になっていた部分です。私の既プレイ作品にはこの「ハイラル統一戦争」というワードは一度たりとも出てきてないです。ハイラル以外の国家の話が挙がることもまたないので、ハイラルのある土地には他の国家がない=大陸はハイラルに統一された、とすることは可能ですが、この部分がしっかりと描写されれば全体の時系列の信憑性の強化にもつながるのではないかと思います。
2.朽ちたマスターソードの入手と再生
これはトレーラーの内容からまず確実に存在すると思います。E3で発表されたプレイ動画では、剣でなく魔物が扱っているものと同じような棍棒を振り回すリンクの映像が確認されました。今回のリンクは、マスターソードだけでなく様々な武器を扱い、また服もシリーズお馴染みの緑の服を着ている場面が未だ映っていないという異色の存在となっています。考えるに、マスターソードに関することもメインではなくあくまでプレイヤーが自由に選んで進める要素になるのではないかと考えます。
3.女神ハイリアと創世の3女神
この作品を、「スカイウォードソード」のすぐ後の作品であると考えたうえで、そこに伝わる神話などに関しての話があると推測しました。ゼルダシリーズではゼルダの伝説の名の通り、それぞれの時代のハイラルの姫ゼルダと勇者リンクを中心にしてゲーム自体が進んでいきますが、多くの作品でそのバックにハイラルという世界を形作るまでの創世神話が語られていることがあります。今作のメインストーリーがハイラル統一戦争であったならば必然的にハイラル以外の国が存在することになるはずです。この中で、たとえば小さな国に伝わる神話や宗教の話が出てきたり、またはプレイヤーの現身であるリンクがどの神を信じるかをプレイヤーにゆだねられたりするようなことも考えられると思います。
4.ゲルド族と邪神について
今作のラスボスとその周囲の状況に関しての考察です。私の考察では今作のストーリーに「時のオカリナ」のストーリーが続くと考えています。この「時のオカリナ」が、脈々と続くゼルダシリーズのボス、「大魔王ガノンドロフ」が初めてリンクと戦い、またその結果によって歴史の流れを変える一種のターニングポイントです。このガノンドロフは、100年に1人だけ男性が生まれるというゲルド族の族長である、というのが時のオカリナにおける設定でした、今作をそれよりも過去の時系列であるという仮定の基で、今作ではこのゲルド族や、ガノンドロフの先代やそれ以前の族長についてサブストーリーが用意されていれば、過去作を知っている人ならニヤリとできるようなイベントがみられるのではないでしょうか。
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はい、これにてストーリーに関する考察は終了です。こんなクッソ長い文章をここまで読んでいただきありがとうございました。他にもゲーム内の様々な種族に関することや新アイテムらしきものに関しての考察、地名やダンジョンなどの要素について考察しようと思いましたが、時間が足りないので今回はここまでになります。公式のトレーラーなどを見てみなさんそれぞれの考察を深めてみるのもいいと思います。今までゼルダシリーズに触れたことがないよ~という方も、お前なんかより何倍もこのシリーズをやりこんでるんだこの若造がぁっ!って方も、この記事で最新作に興味を持っていただければ幸いです。
明日はもとです