こんにちは、18日目担当のRiG++、3D課所属の一回生れおなです。
今回は3DCGのテクスチャに関してsubstance painterというソフトについて書いていきます。
(注:本記事では使い方に関してはほぼ触れてません。使い方については他の方が書かれている記事を読んでください。)
はじめに・・・
substance painterを知っていますか?
substance painterとは、フォトリアルなテクスチャを作るのに秀でたテクスチャ特化型の3DCGソフトです。他のペイント系ソフトと何が違うのか、今回は抹茶を作りつつ、substance painterの魅力について解説していきたいと思います。
では、早速モデリングから!
今回のモデリングはblender2.79で行います
これを・・・
こう!!
はい、完成しました。
3D課の皆さんなら、もうこの感じには慣れてきたころではないでしょうか?
(純粋にモデリングが知りたいよという方には申し訳ないですが、モデリングは文面と写真では僕には説明できないのです・・・。youtube先生に教えてもらってください。)
と、モデリングがささっと終了したので、本題のテクスチャ作りへ・・・
一つ目の楽々ポイント
UV展開がめんどくさく無い!!
通常なら、完成形をイメージしつつ、シームを付けて展開!あれ?なんか違う・・・
もう一回シームを付けて展開!!あ、ここ分けとくべきだった、シームを付けて・・・のようなことをし、その後テクスチャが塗りやすいように展開後の画像を編集したりするのですが、
substance painterならスマートUV投影で問題ありません!
それはソフト内でテクスチャではなく、モデルにそのままペイントできるからです!
こんなUV普通なら、テクスチャ書こうなんて思わないですよねぇ
今回はゲームに使うわけではないので、ポリゴン数は全く気にしてません。
二つ目の楽々ポイント
マテリアル直塗り!!
substance painterにはデフォルトで素晴らしいマテリアルが揃っています。そしてマテリアルを塗れる!これです。
マテリアルを分けてsubstance painterにexportすれば、マテリアルごとに塗りつぶしができるので楽です。
ベースは塗りつぶしで、ブラシでディテールを足していきます。
画面下のshelfからお好みのマテリアルとブラシを選んで直塗り、マテリアルをレイヤーにドラッグ&ドロップしています。
substance painter強い!
では他のソフトの場合はというと、マテリアルに入っているノーマルマップの情報などを一つ一つ自分で考え、書いていかないといけないです。
絵の技術ないとホントに難しい。
また、ブラシで塗っていくときに色の情報だけであったり、高さの情報だけにすることも出来ます。
三つ目の楽々ポイント
パーティクルブラシ!!
substance painterの中で最も凄い機能です(僕はそう思います。はい。)
ヒビの表現や雨や土による汚れを絵で再現できますか?僕には無理です。
これは人類で僕だけ描けないということではなく、大半がそうだと思います。
このパーティクルブラシがそれを助けてくれるんですね。はい。
今回は茶器やお盆の模様に使います。
やってみると・・・
マテリアルを適当に選んで、色などのパラメータをいじり、ブラシをparticleにして塗る!
(抹茶の泡は画像テクスチャです。少し表面に凹凸つけたよ)
どうですか?凄いでしょ?この機能のためだけでも使うべきだと思います。それくらい凄い。有能。神。
さてさて、最後にレンダリングしてみましょうかね。
もう気づいた方もいると思いますが、レンダラーが強い。とくに工夫もして無いのに・・・。ということで
四つ目の楽々ポイント
レンダラー
強い。PBRであることと、ライティングがされてあるいい感じの背景がある、ポストエフェクトも付いてます。
それも含めて楽々ですね。自分の仕事をソフトが代わりにやってくれています。
最後に
今回はsubstance painterの紹介でした。
まだ自分も触ったばかりで知らない機能やもっと楽にできるところもあると思いますが、この記事がどなたかの参考になれれば幸いです。
substance painterは学生無料ですので、お金の心配は要りません!
ただ、強いパソコン(グラフィックボード)が必要ですが...。
まあ3DCGやってる人は持ってるよね?ということで、
最後まで読んでいただきありがとうございました!
19日はIK君ですね。次回もお楽しみに!