私もフリーゲームおすすめしたい

この記事はなに

こんにちは。2回生コーディング以下略のTZと申します。

今回のアドカレ、アプリゲームとかフリーゲームとかSteamゲームとかいろんなゲームおすすめの記事が多かったんですよね。

なので私もフリーゲームをおすすめしちゃうぞという記事がこちらになります。

これは自慢ですが私のフリーゲーム歴は12年くらい、一時期はやりまくったホラー的雰囲気で探索しつつボーイがガールとミーツしてたりする探索ADVからやりこみすぎて時間が溶けるRPGやローグライク、ハスクラなどまでやりまくっています。代償として青春が溶けました。

こんなゲームを紹介します

シナリオがいいRPGをメインに紹介します。プレイ時間が膨大なゲームもあります。やったね。

あと残念ながら配信停止されているものは紹介しません。つまり載ってるものは今もDL可能なものです。

①ざくざくアクターズ

なにも言わずにこの画像を見てくれ。つまりはそういうことだ。

えー、意味がわからないと思いますがこのタイトル画面がわりとこのゲームを如実に表していまして、なんとここに写っているキャラ達全員プレイアブルキャラです。ハグレ王国という王国に属する国民なんですね。(一部留学生で他国の王女とかいる)

このゲーム、わりとツクールのデフォシステムが使われていて、ダンジョンを進み、バトルをし、レベルアップし、という感じは普通のRPGなんですよ。違うのは彼らの王国にまつわるシステムとシナリオです。

このゲームのプレイアブルキャラの大半はハグレと呼ばれるものです。サモンナイトというゲームとそこらへんの概念は非常に似ています。

この世界には召喚士がいまして。他世界から知性ある生命体を呼べるんですね。(無機物も呼べたはずです。たしかどっかで召喚士組の魔法は他世界から炎やらを召喚してるとか言われてた気がする、記憶があやふや)

で、召喚された生命体がいるんですが、なんかまぁいろいろゴタゴタがあったといいますか。というか元の世界に戻る方法もないし完全に関係ない世界で生きていかなければならないし若干差別あるしでそりゃあハグレは生きづらい。

このざくざくアクターズというゲームは、キーオブパンドラと呼ばれるバトルでもシナリオでも大活躍の空間転移ができる伝説の杖?だっけを拾ったハグレのデーリッチ、彼女とずっと行動をしていた家出少女ローズマリーがハグレたちの王国を作ろう!というゲームです。

で、ざくざくアクターズとはアクターズがざくざくということ、つまりハグレたちをどんどん仲間にしていきます。ハグレじゃない子もいるけど。

このゲームシリアスとコメディの緩急がすごいんですね。デーリッチは若干アホの子だし、突っ込みポジなはずのローズマリーさんも苔が大好きで苔のこととなると若干ポンコツになります。

ダンジョン潜ってるとたまに魔法陣があるんですがそこに乗るとキャラの雑談が聞けてかわいいです。ノリがいい。

(魔法陣、正しい道行ってるんだなってのがわかるしかわいいし状況思い出せるしでいいことしかない)

しかし彼女らは故郷を奪われ未開の地に放りだされたハグレなわけで、シリアスするときはちゃんとシリアスしています

国として戦争をしなければならないときもありますし、古代種というやばいモンスターに追いかけられてモブ兵士の死体を量産しながらぎりぎりの状態で逃げ延びる撤退戦などもあります。

(これほんとすごくて、戦争時のチーム分け配分とかいろいろできるんですよ。シナリオ上割り振られてる場合もありますし、戦術を自分で練ってねって意味でこのチームは誰と誰?みたいな感じで選べるときもあります。前者は掛け合いが多くていいし、後者はガチできつい戦闘にガチで考察して対応できる感じがいいですね。)

コメディとシリアスの融合、システムとシナリオの融合が秀逸な作品です。

なんかイベント戦闘で強化入ったり諸事情でキャラが一人で行動しててイベントバトルで死にかけたときにかっこいいセリフを言いながら仲間たちが到着、とかもーそういうのが天才なんですよマジで好き。

あと次元の塔も楽しいし、言い忘れてましたが王国会議のシステムは天才すぎました。

ある程度戦闘してると会議ポイントがたまって王国会議が開けるんですが、道場って言ってバトルしてないキャラにも経験値の分配があったり、キャラ達に出資して店をやってもらってるところからの売り上げ金やアイテムの納入があったりします。

そういう育成要素のサポートも兼ねていますし、キャラ達がランダムでこれしたい!とか言ったやつにお金払ったらなにがしかの結果返ってくるとかもあって、楽しいです。このゲームめっちゃアイテムの種類多いし、キャラのスキルも多いし、王国会議でアイテム貰ったり一定期間の強化状態とかスキルとか得るの普通に楽しいんですよね。

あとシナリオが進みます。当然ながら。戦争とか通常世界観に戻りづらい長期イベントは長丁場になるので、任意タイミングでイベント起こせるのはいいですよね。

えっとあとなに言ってないっけ……。とりあえず世界観とキャラとシナリオと王国会議と次元の塔とイリスとローズマリーとメニャーニャとサイキッカーヤエがめっちゃいいのでプレイしてください。お願いします。

②悠遠物語(未完)

悠遠物語です。上みたいな感じでダンジョンは自由移動&コマンドで魔法や武器攻撃などを行い敵を倒し、アイテムを集めます。

アトリエ的錬金要素があり、道具などは家で錬成できます。かつ、主人公たちは店を経営しているので拾ったり作ったアイテムは売ることもできます。

このゲーム、店はあるんですがハスクラ経営って感じでもないんですよね。シナリオの要素がわりと強いです。

ダンジョンはフリゲによくあるワールドマップ式ではなく、地図っぽいUIの上に町やダンジョンのアイコンが乗ってる式なんですが、ダンジョンに入るときが特殊でして。

手動生成された、踏破でシナリオが進むイベント用マップとランダム生成の踏破でいろんなアイテムが貰える普通のマップが分かれてるんですよ。なのでアイテム屋システム堪能したいときとシナリオ進めるときがわりと基本任意でできてよかった記憶があります。

(プレイしたの10年くらい前なので微妙に違うかもしれない……)

で本題なんですがこのゲーム、アイテム屋ができる!魔法が打てる!(グラが多彩で楽しい),炎の最高位魔法使えるように育成したら氷がへぼいレベルまでしか育成できなくて魔法の割り振りが楽しい、スキル習得システム(要求アイテムがあれば習得できる)が楽しい、仲間からのクエストかわいい楽しい、などいろいろいいところがあります。

しかし、しかしですよこのゲームはそういう点がいい上にさらにシナリオがめっちゃいいんですよ。

このゲームは未完成で、現在2部の途中まで出ています。一部はメモリルという田舎出身でアイテム屋を志す少女ピアが主人公、二部は一部でピアと出会い、彼女をサポートした時を操る神エルバークさんが主人公です。

エルバークさんはタイトルにある悠遠大陸っていう空に浮かんでるやべー島に住んでるんですがその島とエルさんが神であるという点がわりと効いてきてそのですね

あかんネタバレがすごい……なってしまう……。

一部の前半の楽しい雰囲気、後半の王国勢とのバチバチした雰囲気、一部から二部になぜつながるのかという点、二部は一部の仲間を集めなおすんですけどやたらハードモードな状況に陥ってらっしゃるという感じ、エルさんの過去などなどファンタジックな世界ながらも、というかファンタジックを利用して感動要素強めのシナリオが展開されていて非常によいです。ホラーADVばかりしていた私がやりこみ系RPGなどに手を出す契機となった作品です。

エルさんエルさんとエルさんの話ばっかりしてますが、ピア、マリネ、カーネル、エレナ、ミミーという各仲間みんなかわいいのでぜひ。

ps.エルさんの時空の力使って各町の拠点となる家をつなげてるんですけどそれが地味に好きです。王都から雪国まで、一階で店やってるのに二階にあがったら遠く離れたところにつながってる謎の場所があるとかロマンでは??

③新約 帽子世界

これはプレイしたのが二桁年前な前ふたつと違って、リメイクをこないだやったので記憶があやふやじゃないぞ!!

このゲームの特徴は主人公が6人+1人いることです。帽子世界っていう世界が舞台なんですが、その世界には帽子を持つ管理人と呼ばれる存在がいるんですね。たしか100人くらい。この画像だとナタリー、ラヴィ、プリムローズの三人が帽子持ちです。目が乗ってるデザインが特徴。これ、会話シーンとかでギョロギョロ動きます。

で、このゲームの主人公はナタリー、ラヴィ、ドーラ、メル、ジャニス、シキの6人が主人公です。+1人目は一応隠しというか6人をやった後に出てきます。

ナタリーはしっかり者の委員長タイプ、ラヴィは心優しいけど芯のある子、ドーラは僕っ子で姉妹関係いろいろある、メルは口がすっごく悪い幼女、ジャニスは誇り高い戦闘民族、シキは気だるげなお姉さんです。

ちなみに私はナタリー(法),ラヴィ(命),ドーラ(玩具),メル(夢),シキ(時),ジャニス(戦)の順番でやりました。かっこ内は彼女たちの世界感を表しています。

彼女たちは帽子の力を使って、世界を作り、管理してるんですね。だからある意味神話的世界観といえるかもしれない。実際、管理人と、上の画像ではメリッサとかが管理人ではない人間なのですが、それ以外はデコイという、管理人の帽子の力で生み出された機械というか的なものしか存在しません。

で、このゲーム何がいいかなんですが、もちろんシナリオです。ですが先にシステムの話をします。システムももちろんいいです。戦術システムでは、一つ戦術を決められ、弱くなる代わりに成長しやすくなるとか、絶対先制とかいろいろできて戦略性が高く、装備はこれもまた錬成システムがあり、また、スキルはジェムで割り振る感じです。

このジェムシステムがよくて、お金でもあるクリスタルというリソースを使ってスキルツリー的にスキルを習得できる(武器スキル、魔法スキル、パッシブ系とか)。でもスキル全部使えるってわけじゃなく、ジェムでスキルを取得したらそれを装備しなければなりません。で、これ装備枠決まってます。4枠だったはずたしか。だから、炎魔法、氷魔法、風魔法、土魔法ってしたら武器使えないし、パッシブとかなにもない。逆に物理一辺倒なら使う武器スキル、攻撃力アップ、死んだら蘇生(回数制限)、体力低いとき回復(回数制限)という構成にもできます。育成が幅広い。

ステータスも攻防なんとかっていうやつと魔法ステータス(その属性の魔法がどれだけ強いか、どれだけ耐えられるか)、武器ステータス(その武器がどれだけ強力に扱えるか)あるんですけどこれもよくて、魔法ステはその属性の魔法を使う/受けるすると成長しますし、武器も同様です。これらのステータスはより強い敵と戦うほどあがりやすくなり、戦闘中に成長します。

また、アーツというものもあって、魔法は魔法レベルで魔法を習得しますが、武器のアーツは戦闘中にステータスを上げる感じでひらめかないといけません。ひらめいた瞬間それを使うのでおおってなる。あとこのゲーム頭おかしいんですが立ち絵とかドットの背景やらキャラやら敵やら全部作者さんが手書きしてる。やばい。アーツとかもめっちゃキャラが動き回るんですがセルフ単独手書き。やばすぎ。

さて、ようやくシナリオの話をします。最初に主人公となる管理人を選ぶんですが、彼女たちは諸事情で自分以外の主人公の世界を攻め落とすことになります。(マップ使いまわしするためにシナリオを寄せたらしいです。ツクールつかってるもんな……容量はやばそう。ちなみにざくざくアクターズはツクールの中でツクールを開くことで容量制限を突破してるらしいです、わけわからん)

攻め落とすっていうのはどういうことかというと、帽子を奪うんですね。管理人を倒して帽子を奪う。でも管理人強いので弱らせないといけません。管理人の強さは世界の価値観の強さ。つまり、管理人の掲げる世界観を否定し、デコイを倒しながら進むことになります。(それで各世界3つのダンジョンがある。戦闘で100%まである世界観が下がっていき、逃走、その世界をしばらく放置などで上がります。戦の世界以外は。)

ちなみに帽子もシステムに関わっていまして、帽子を持っていると特殊能力が発動します。(自分のは最初から、他は奪う。ナタリーとラヴィーはお互いパートナーなので最初から二つ使える。)ナタリーだと敵のアナライズ、ラヴィは戦闘後回復、ジャニスは二段ジャンプ、など。

で、各管理人にさんざん罵られつつ進みます。(キャラによっては理由が最初から全員わかってるので責められることはないですが、基本怒られます。まぁ当然ですね。戦争的なものですし)

上記のナタリー、ラヴィはめっちゃ仲いいので特殊で、お互いのパートナーとして加入し、シナリオでもだいぶキーキャラを担いますが、他は自分以外の主人公管理人味方にならない……悲しい。

なんでそんな罵られながらもやるのか、という話ですがこれがシナリオになります。冒頭で彼女たちが帽子を取らねばならない理由が提示され、どうしてもしないといけなくなるんですね。

冒頭->どこかの世界を攻略->イベント

の流れを繰り返し、だんだん話が進んでいきます。ちなみに攻略する世界は順番自由です。が、たいてい6つの世界の中間くらいまで行くと強制力の高いイベントが発生し、それぞれ固有のマップを攻略することになります。

そうこうして帽子を6つ集めると終盤ということで、最終マップが公開され、攻略、ボス戦と移るわけです。が、この最終マップのデザインとか終盤のシナリオ運びがほんといいのでやってくださいほんと。

6人の主人公がいて、それぞれいろんな理由で帽子を集めていきますが、その過程で真相的なものも少しずつ明かされていきます。それは一人だけでは理解しがたいですが、いろんなキャラをやっていくとどんどん繋がっていきます。ファンタジックで、帽子なんてものがあって、神話っぽい世界。という表の世界観と、帽子とはなにか?という本質的な問いの組み合わせがとってもエモいです。

ps.若干百合っぽいので苦手な方はご注意

④クラスメイズ

ホラーADVで運命にあらがう子供たちが好きなみなさー--んん!!!

のためのゲームです。

みてくださいこのホラゲーっぽい画面!!主人公たちはランダムダンジョン化した学校から出られなくなって、放課後から朝5時まで探索することになるんですよ。

すっごくホラー的でしょ??しかも校内には謎の生物?がたくさんいて追いかけてくる……。

ので劇薬を投げつけます。バスケで鍛えた力で暴れます。矢を放ちます。逃げます。回復します。バットでボコります。

はい。このゲームなんとRPGです。なんか学校が異界化した!理科室に籠城して劇薬作るか……。よし、弓持ったな幼馴染探しに行こ!などなど中学生にしては判断力と行動力、頭脳やかっこよさが逸脱している6人の話です。

これも主人公選択式で、6人の中から誰を主人公にするか選びます。

逃げるしかできない影西信人、回復しかできない伊丹奈織を選ぶと序盤きつかったりしますががんばろう。

大和充、常識人でかっこいいこと普通に言えちゃう系弓道男子。

日比野恵子 大和の幼馴染で寝不足バスケ女子。元気。

影西信人 パソコン触れる系だけど戦闘では逃げのプロ、ビビり。

高杉千絵 成績優秀だけど他人見下しがち。チームのブレインみが強い。爆薬投げる。

虎伏剛 ヤンキー。ビビりの影西と異界突入したり弱気な伊丹ちゃんとペア組んだりするけど優しくて面白い。タンク。

伊丹奈織 弱気だけど芯が強い子。ヒーラー。

みたいな構成です。ちなみに上から二人ずつペア描写が多くて終盤3ペア別行動なったりします。

で、自分以外のキャラは回収しないといけないんですが、この学校なんとランダム生成。(最初に学校名を入力して、それによって生成されます。つまり周回前提。学校名が同じだと同じマップになるので、最初に地図を覚え、だんだんと効率プレイをしていくことになります。)

理科室にいるけどボス戦しないといけない高杉さん、美術室にいるけど時間経過で死んじゃう虎伏剛などみんな加入バリエーションが豊か。ちなみにしれっといいましたがこのゲーム、時間制限があります。

彼ら彼女らはクッソ有能なんですが、それでもバッドエンド迎えるときは迎えるんですよね。効率プレイしないと死者がでます。というか最初はほぼ確実に出ます。なので最初だけホラーかもしれない。トゥルールートでは死者は出ないし彼ら彼女らのクッソ有能ムーブが見まくれるんでホラーゲームというか感動系冒険ものみたいになりますが。

ホラーゲーム状況でめっちゃ冷静にかつ力強く動き回るキャラが好きという方にめっちゃ合ってると思います。私ははまりました。こういう状況下で叫び散らすのではなく、やるべきことをやれる子たちっていいなっていう。まぁ影西とか最初わりとヘタレてますが。

で、ホラーゲーム的に、この異界を終わらせるにはやらないといけないことがありまして、それをできるかどうか。エンディングが確か3種類くらいあるんですけどバッドはわりと相応にホラーでした。しかしトゥルーはほんとにいいのでやってほしい。トゥルールート行くとそれまでの倍くらいボリュームあってびびります。中盤まで9:エンドがそれぞれ1と思いきや中盤まで9:バッドなど1ずつ、トゥルー20くらいあります。

ちなみにこの作者さんのももとポーチとすなどけいというゲームを8年くらい前にやったんですが、そちらもよかったです。中学生どころか5歳の大人びすぎた少女がポーチとすなどけいで冒険します。長さはクラスメイズよりも短いです。今回の記事、三桁時間作品ばっかなのでこの作者さんの作品は手を付けやすいと思われます。

大人び少女がすなどけいでずっとループ繰り返すの、エモい。この作者さん真相というかシリアスの扱いと有能なキャラの描き方と緩んでるときの緩み感がいいんですよほんと……。

終わりに

布教しようとすると、普段ですらない語彙力がさらに低下してしまいます。

とにかくこの4+1の5作品みんないいのでぜひやってほしい。あ、巡り廻る書くの忘れた……

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