マイイラストレポート

こんにちは、2D課のdaichiです。

今回は、私の描いたイラストを見てもらう回です。
どんなことを考えて描いているのかなどについてもあわせて書いていきます。

題名:猫猫(マオマオ)

「薬屋のひとりごと」の猫猫を二次創作で描いたイラストです。「薬屋のひとりごと」のアニメの放送開始時期が近づき、猫猫のイラストを描いていたところで、RiG++の今年(2023年)の夏休みの課題のテーマが「月」だということを知り、月光輝くイラストにしました。アニメ「薬屋のひとりごと」公式サイト (kusuriyanohitorigoto.jp)

【構図】
猫猫の小動物のような可愛らしさと舐めたような態度を併せ持った「メスガキ」感、そこにしっかりとした聡明さがあるようなイメージで構成しました。首を傾げて少しの笑みを浮かべ煽っている感じを、上目遣いで幼さを表現しましたが、過剰になりすぎず控えめにしました。首を傾かせることで動きも出しました。

【配色】
色などのデザインはアニメのキャラデザをそのまま参考にさせていただきました。奥の塀の屋根の色もアニメのPVを参考にしたような気がします。緑の補色の赤になっています。

【光・陰影】
キャラクターの右後ろからの逆光で強い明度対比にしたり、塵を発光させたりして、映えるようにしました。線画の色トレスで線を発光させることでより強く光を表現できたと思います。また、地面からの反射光で明るくすることで、顔が暗くなりすぎるのを防ぎかつ神秘的に感じられます。月の光をより意識させたかったので、エアブラシで光線が軽く見えるようにしました。光源の方向は、完全な逆光ではなく猫猫の右側に少し光があたるようにし、顔に明暗の境界を作ることでインパクトを出すことと、影の部分が多くなることでミステリアスな雰囲気が出るようにしました。陰影のレイヤーは2枚つかっておりごちゃごちゃしすぎず、適度に密度のあるようにしました。目に最も強い明暗対比を作るために、目のハイライトは陰影の乗算レイヤーの上にしました。

【その他】
私は背景をあまり描いてなくて得意ではないので、ぼかして粗が目立たないようにしました。背景が苦手なら是非やってみてください。

題名:キルコ

「天国大魔境」のキルコを二次創作で描いたイラストです。テレビアニメの放送中に描きました。アニメの放送当時は地上派の他にDisney+でしか配信されておらず、クオリティの割に話題になりにくかった、2023年の春アニメです。今は、個別課金でdアニメストアやU-NEXTなどで見ることができるので、気になる方は是非見てださい。TVアニメ「天国大魔境」公式サイト (tdm-anime.com)

【構図】
体の向きを少しずらし、単純に頭をかくようなポーズのウエストショットです。すこし照れくさそうにして、豊かな中に控えめな感情表現を感じるようにしました。内気ではないので胸を張って姿勢がいいです。

【配色】
緑と赤の補色は補色の中でもかなり自然的でインパクトのある配色だと思います。作品とキャラクターの背景に合っていると思いました。 瞳には彩度の高い緑と赤を加え、かなり目を引くようにしました。

【光・陰影】
このイラストは陰影と明るい面の描き方が特徴的です。陰影は、薄い赤の乗算で大きい陰影を入れてから少し濃い緑で細かな陰影を入れ、補色をこれでもかと入れました。さらに漫画表現に近い複数の線を加え、流れと雑味(勢い)が感じられます。明るい面は加算(発光)レイヤーで明度の高い黄色を乗せてから、そのレイヤーで新たにレイヤーをクリッピングし赤と緑を加えました。

【その他】
背景はアニメを見始めのときの印象で描いたので、話の内容に深く関係しているわけではないですが、雰囲気を感じてもらえたら嬉しいです。

題名:Girl in Snowing

雪中の女の子のイラストは、部誌の個人ページ用に大学1年生の秋学期に描きました。

【構図】
情景としてはアルプスの山みたいなのを背景にして、雪の降りしきる中で女の子と戯れてる中で、太陽光に照らされているという感じです。動きをダイナミックに感じれるように体を傾け雪に背中からダイブするようなポーズにしました。さらに髪の毛とマフラーを上になびかせて「ふわっ」とした浮遊感も出しました。マフラーを手前に向かってくるようにと手前の雪を大きく描くことで、画面の多くをボカシてピントが合ってないように占領させ空間を感じさせるとともに、目線を顔に向くようにしました。瞬間を切り取ったようになってエモくなりました。

【配色】
女の子の配色については何を考えていたのか忘れました。背景はエモくなるように「アスノヨゾラ哨戒班」のMVのイラストを参考にさせてもらったような気がします。色味は青と赤で、日が出ている方の雲の面に赤をのせたり、空を赤くしたりと太陽を感じられるようにしたのと、青は赤とグラデーションしつつ、明度を低めにして暗くするところをつくったりしました。

【光・陰影】
このころ、「映画大好きポンポさん」というアニメ映画を見てアルプスのような綺麗な風景を写すシーンがあり、光の効果がかなり使えるなと思い取り入れました。イラストの右下辺りが見えやすいですが、虹を円形にするのと、真ん中あたりに水平に複数の丸で太陽光のきらめきを表現しました。また、線画の上に明度の高い色を入れてハイライトにしたり、きらきらと光る数本の髪の毛を加えたり、陰影の境界線に再度の高い色で鮮やかにしたりしました。

【その他】
腕は遠近感を出すために手前を大きく奥を小さくし、手を上向きにしたり、腕に立体的な丸みを感じられるように 服の線を使ったりしました 。

伝えてみよう!

私のイラストの紹介をしてきましたが、このような表現の感覚的のように思えることほど、考えて描くことが重要だと感じています。手癖で描くことを否定しているわけではありませんが、自分の感覚を言語化することは、次の創作にも生かすことができたり、普段の生活でも自分の気持ちに気づくことができるようになったりします。イラストなどの創作をすることもおススメしますが、加えてその創作や自分の琴線に触れるものを言語化して友達などに紹介してみることもすごくおススメします。よりよい創作ライフを~。

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